今年はさくらんぼでは双子が多いです。今回はちょっと専門的な内容になります。
これは例年にないくらいの多さです。
なぜ双子になるか?実になる前、
めしべが二つに分かれていた
ということです。
なぜめしべが二つに分かれているか?
去年の天候が関係してきます。
花芽の形成される期間の天候が大きく左右されます。
花芽が形成される期間は、6月のさくらんぼ収穫前から10月までになります。
その時期に天候に恵まれ、暑い日が続くと細胞の分化の働きが旺盛になり、めしべが二つできやすくなります。
どの園地もこんな感じで双子が多くなっています。
双子ができやすい場所は
日当たりがよく、枝先が特に多いです。
今は双子は形としてはいいのですが、量が読めないのと、きれいな形になることが少ないので、基本的には落とすようにしています。
もったいないと言われますが、美味しいさくらんぼを皆様にお届けするために必要なことです。
園主 顕太朗