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さくらんぼの摘果はかなりもったいない。

さくらんぼの摘果を進行中です。

先日のブログもお陰様で全園地豊作になりましたということをお伝えしました。

さくらんぼは豊作。これで医療従事者に届けられます。

さくらんぼは毎年天候の変化で豊作・不作に大きく影響を及ぼしてしまうとてもデリケートな作物です。

それは天候次第というとちょっと曖昧ですね。

蜂が飛ぶかどうか

にかかっているということです。
蜂が飛べる時間が長ければ長いほど豊作になる。
雨や低温で蜂が飛ぶ時間が少ないほど不作になる。

それで言うと今年は、4月末からGWにかけて満開期を迎え、雨がほとんど降らず温かく晴れの日が続いたので、豊作になりました。

今度は豊作になったらなったで、困ることがあります。
それは豊作になりすぎると実が大きくならないということです。なりすぎると色づきが悪く、味も濃厚になりにくくなります。

なので、”摘果”という作業が必要になります。
簡単に言えばさくらんぼの実を少なくしていく作業です。

さくらんぼがなりすぎている状態。


摘果すると

このぐらい少なくなります。
”もったいない”という声が聞こえてきそうですが、おいしくするための大事な作業です。

どのくらい落とすのか?というのが職人技になります。
・樹の樹勢
・葉の色
・新梢(新しい枝)の伸び
・昨年の状況

このあたりを考慮しながら、残すさくらんぼの量を決めて行きます。
初めての方でもわかるようにできたらいいのになあといつも思います。

園主 顕太朗

園主中川顕太朗のプロフィール

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