連日さといもの収穫が続いていますが、並行して”秋陽”の収穫も始まりました。
”秋陽”は山形県で開発された品種。
”千秋”と”陽光”という品種を掛け合わせて育成されました。酸味と甘みのバランスが非常に取れていて、歯触りがとてもいいです。
9月下旬から味見をずうっとしていて感じることは、今年の”秋陽”は酸味がだいぶ少なく、甘みを感じやすいです。
年によっては、酸味がきついなと感じることもありますが、今年はその逆ですね。
個人的にはもう少し酸味があった方が好きだなと思います。栽培管理は毎年同じことをしているので、天候によって味が左右されるようです。
りんご栽培をしていて毎年思うことは、毎年同じようにりんごが出来ないのが難しい作物だなと。それが面白いということでもありますが。
同じ味を追求するには、ハウス栽培にして気温、湿度、日照などをすべて管理するしか方法はありません。現実的には非常に難しい栽培です。
酸味が好きな方にはちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、今年の傾向であることをご理解いただければと思います。
完熟してから収穫していますので、お早目に召し上がり下さい。
園主 顕太朗