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子供たちから教えてもらったこと

お出かけしたときに”恐竜の化石を発掘せよ”という恐竜のおもちゃを一番下の子とちゃんが欲しいと言ったので買ってきました。長男の時も買ったので、子供たちは恐竜が好きなんだなと感じます。

ただ難点なのは

なかなか発掘できない

卵形で石ほど固くはなにのですが、それを壊して中の”恐竜”と取り出すおもちゃです。その卵形を壊すのがとても難儀な作業なんです。

それは中に入っているハンマーや先が尖っている杭のようなものはどちらも

プラスチックだから

力ずくで押しても大して削れないし、力があまり加わりにくい。長男の時はなんでこんなプラスチックの工具なんだろうと思って、家にある本当のハンマーを持ってきて一瞬で壊し恐竜を取り出していました。

今回もともくんから”お父さんやってみて”と言われて、ハンマーないから明日持ってきてからやるねと約束をしました。しかし、ともちゃんは明日まで待てずお姉ちゃんのみーちゃんに頼んでやってもらうことになりました。

みーちゃんは初めての経験で、そのプラスチックの工具を使いながら化石を発掘しようと必死にやっていました。無理だろうなと思いながら、時間がかかりそうだと思ったのでお風呂に。上がってきたらともくんから

お父さん、恐竜見えてきたよ

えっ!本当に?
あんな工具で削れるの?

みーちゃんは粉まみれになりながら、あの卵形のものを少しずつ30分もかけながら削っていったのでした。そこで

私が間違っていることに気づきました。

正確には、子供たちから気づかされました。私は本末転倒なことをしていたし、子供たちの楽しみを奪っていたんだなと。さらに、このおもちゃを作ったメーカーに申し訳ないなと。

この”恐竜の化石を発掘せよ”というおもちゃの楽しみ方は、実際の化石の発掘を体験しているかのように感じることが目的で、化石の恐竜をハンマーであっという間に取り出すことが本来の目的ではないのです。

発掘の体験を子供が少しでもできるのがこのおもちゃの素晴らしいところ。

これを全く無視し、効率的に恐竜を取り出すにはどうしたらいいのかと考えてしまった私の間違いでした。みーちゃんにどうだったか聞いてみたら

これ楽しい!!

と粉まみれになりながら答えてくれました。
危うく二度の失敗をすることになるところをみーちゃんのおかげで一度の失敗で踏みとどまることができました。

園主 顕太朗

 

 

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