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果樹園から購入するりんごはどうして収穫が遅い?

お客様から注文したけれどりんごがまだ届かないんですけど、というお問い合わせが最近増えています。今回は長文になりますので、よろしくお願いします。

スーパーではすでにりんごが出ているのに
忘れられているんじゃないかなと思って
注文受付されてますか?など

お待たせしまして申し訳ありません。これには理由があります。

りんご農家は一番おいしくなる時期は、よ~く知っています。しかし、自分の経営を考えたら、おいしい時期に収穫できないこともあります。それは

市場・JAへの出荷

昔は私どももどちらにも出荷したことがあるのでわかりますが、一番美味しくなってから出荷するとりんごの値段が下がっているということがほとんどです。価格差は時期によって7倍位あります。同じりんごがですよ。

下がらない時は、不作や天候不順で市場にりんごがないときです。

市場の値段は需要と供給のバランスで価格が決定されます。りんごがなく、でも欲しい人が多ければ高くなるし、りんごが溢れ買い手が少なくなれば低くなります。

ということは

市場にりんごが少ない時を狙って、早く収穫して出荷すると高い値段が付きます。しかし、美味しくなってから収穫するとすでにりんごが出回っていて値段が下がっていることがほとんどです。

なので、経営を考えると美味しくなる前に早く収穫して、出荷した方が売り上げが上がることになります。

中川果樹園でもそういう時期がありました。昔は特に個人販売よりもJA出荷のみでしたので、いかに早く収穫するか!がりんご経営において大事な事でした。

JA出荷用に早く収穫する畑と個人販売用の遅く収穫する畑を分けていた時期もあります。

お陰様で、直接購入して下さるお客様がどんどん増えていき、中川果樹園で生産したりんごのほとんどを直接お客様にお届けできるようになりました。

本当にありがとうございます。

その甲斐あって、おいしくなってからりんごを収穫することに徹することが出来るようになりました。

なので中川果樹園のりんごは、市場・JAの価格に左右されない独立した経営になりましたので、収穫は他のところよりも遅く、美味しくなってからになります。

発送までもう少しお待ちください。

 

園主 顕太朗

園主中川顕太朗のプロフィール

 

 

 

 

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