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りんごには寒さが必要

最近は天気がいい日が続いております。農家にとってはとても有難いです。

りんご以外の内容が続いていましたが、私は何もしていなくても徐々に完熟して

きています。色づきも今年はとてもいいような気がします。

収穫まであと2週間位です。どんな味に仕上がってくれるか楽しみです。

”くだもの”というのは、

寒さが来ないと美味しくならない

というのはなぜなのかと改めて思いました。この辺りでも温暖化でさくらんぼや

りんごが栽培できなくなるのではないかと言われています。この時期にぐっと

冷え込むことにより糖度が増してきます。寒さに当たった方が蜜入りも

ちょっと変わるのは事実です。もちろん寒いだけではなくて、寒暖の差が大きく

影響していますが。バランスが大事です。

これからさらに冷え込んできて、初雪が降る頃から収穫が始まります。いつも

雪が積もるか積もらないかと冷や冷やしながらの作業です。りんごの産地は青森

がありますが、こんなに遅くまで収穫できるのは山形の強みだと思います。

だから、完熟して蜜入りが多いりんごになるのだと思います。雪折れのリスクが

ありますが、一年間かけて育ったりんごを一番おいしく食べてあげることが

りんごの本望かなと思います。

 

園主 顕太朗

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