りんごの樹が突風で倒れてしまいました。
数日前に突風が吹きまして、脚立もこの通り。
風が強いと脚立が倒れることが、年に数回はあるのですが、今回はりんごの樹も倒れてしまいました。
ちょうど私が出かけている時だったので、りんご畑ではどのぐらいの風が吹いていたのかわからないのですが。
なぜ、この樹だけ倒れたかと言いますと、
根の張りが弱い
樹に対して、根が大きく張り巡らせていないのだと思います。実を言いますと、3年前に大雪で一度倒れているりんごの樹でした。台風19号でも何とか持ちこたえたのに、今回倒れてしまったのは、昨年よりも根の張りが弱くなっている証拠だと思います。その原因はこちら
ネズミが根っこをかじって少なくなってしまったのだと思います。
このりんごの樹は、枝がほとんど伸びていませんでした。あまり樹に負担を掛けたくないので、実・花は成らせられないなと思いました。なので、つぼみの状態の時に全部摘んでしまうのです。少しでも負担を減らして、葉からの養分を樹に蓄えられるようにします。
倒れてしまうととても気持ちが落ち込みますが、倒れてしまったのはしょうがないです。この樹はなんとか父と起こせそうだったので、うまく突っ張り棒を使いながら起こすことができました。
枝が伸びていないのが、何となくわかると思います。
今年成らせないで、来年成らせたとしてもいい実がならないので、もう一年成らせないようにしたとしても、根が強く張ってくれれば持ち直すことができますが、ここまでくるとまた倒れてしまう可能性が高いです。
ネズミは本当にりんごの根が大好きなんです。
わたしもさくらんぼの根とりんごの根どちらがおいしそう?と言われると
りんご
と答えます。なので、ネズミの気持ちも分かります。ほどほどにしてもらいたいと思う今日この頃です。
園主 顕太朗