りんご畑には土がもこもこしているところがあります。
りんごの樹の根元です。
何ヶ所も土が盛り上がっていて、不自然ですよね。
近くで見ると土が中から出されているのが分かると思います。犯人は
もぐら(土竜)
です。もこもこしている状態のことをもぐら塚と呼ばれるそうです。春先雪が溶けて土がもこもこしているのが、はっきりわかります。もぐらは土中の、ミミズや虫を食べるために、巣を作っています。
もぐらの穴を掘るスピードは
カタツムリより遅い
とアンタッチャブルの柴田さんが言っていました。何でそんなに遅いのに土の中で暮らしているんだとツッコんでいましたが。
このモグラは問題ないのですが、モグラの穴を利用する奴が要るんです。
カピパラではなく、
野ネズミ
よく見ると、とってもかわいい顔しているんですよ。しかし、このネズミがりんごの根を食べてしまうんです。
冬の時期冬眠してくれればいいのですが、何も食べるものがなくなるとりんごの根をエサ代わりに食べてしまい、りんごの樹が弱ってしまうことが多々あります。
実際、昨年台風19号で倒れたりんごの樹は、揺らしてみるとゆらゆら揺れて、根の量が少なかったんだとすぐにわかりました。
なので、モグラ単体は問題ないのですが、モグラの穴を上手く利用するネズミがりんごの樹にとって大きなダメージを与えてしまうことがあるので気をつけないといけないです。
特に、雪国でのネズミの被害が多いようで、雪に閉ざされた期間が長ければ長いほど大きくなるようです。今年は雪がほとんどなかったので、被害は少なそうです。
園主 顕太朗