BLOG

果樹農家ができることは、さくらんぼを届けること。

今回の新型コロナで私たちができることを考えてみました。

朝日がとってもきれいでした。

山形という土地は非常に恵まれています。これまで震災・天災が幾度となく襲ってきましたが、大きな被害を受けずに済みました。

東日本大震災では、震度4にとどまり大きく崩壊した建物もなく被害も少なかったです。福島第一原発からの放射線物質も風の関係で、南の方に流れていきました。

さらに2011年はさくらんぼの新規の注文が増えました。
”福島のさくらんぼが食べられないので、山形のさくらんぼだったらいいかなと思って”と言われるお客様が多々いまして、新規の注文が増えてしまいました。

昨年の台風19号では、りんごの産地長野では大変な被害がありましたが、山形では、りんごに傷が少しついたぐらいで落果も最小限に留まりました。

今回も首都圏との距離が離れていることから、感染者数は増えてはいますが少ない人数で推移しています。

なぜ山形だけがそんなに影響を受けずに済んでいるのか?

それは、誰もわからないことです。紙一重です。
いつ山形が大きな被害を受けるかわかりません。
そんなに山形が守られる理由は一つもありません。

そんな山形にいる果樹農家として何かできることはないか?

くだものを通して喜んでもらったり、食べている瞬間は幸せや希望を与えられることだと思います。

幸い、農家は家と畑の往復で感染するリスクは非常に少ないです。子どもたちの遊び場がなくなっている中、うちの子どもは畑で遊ぶことができます。

そこで、中川果樹園として取り組むことは

コロナと闘っている医療関係者にさくらんぼを届けます。

完熟したブリブリのおいしいさくらんぼを食べてもらって、息抜きになればと思います。

具体的な施設やどのぐらいの量を送るかはこれからになりますが、まずはできることをして、応援していこうと思います。

そのために今年は特にさくらんぼを豊作にさせるという使命があります。もうすぐさくらんぼの花も開花始めます。

刻一刻と変化する状況に対応できる農家になっていこうと思います。

具体的なことが決まりましたら、またご報告いたします。
皆さん、今後もよろしくお願いします。

 

園主 顕太朗

園主中川顕太朗のプロフィール

MENU CLOSE