りんごの樹には苔がびっしり!
この時期になると苔がびっしりついているのが分かってきます。
でもこんなに苔が生えていいのか?
良くないと言われています。青森では粗皮削りと言って、りんごの樹の皮をきれいにむく作業があります。青森のりんご畑に行くと、だいたいどこでもやっているようです。
うちではなぜやらないのか?
粗皮削りをすることで、一つの病気にかかりやすくなるリスクがあります。
それは腐乱病です。菌が広がって、感染するとりんごの樹が腐ってしまう病気です。表に出るまで時間が掛かるので、わかったときには手遅れ。すぐに切り落とさなければなりません。一気に畑全体に広がってしまうリスクがあります。
うちの畑だけだったらいいのですが、ほかの近隣の畑にも広がってしまうので、感染していることがわかったら大きめに切って焼却処分します。倒してしまったりんごの樹は何本かあります。
それを経験しているので、粗皮削りをすると腐乱病にかかりやすくなるので、その分苔が繁茂してしまったという結果です。夏場の日焼け防止にもなっています。
我ながら随分苔まみれになってしまったなと思います。苔は元気そうです。
もし苔か欲しい方は持って行ってもらっていいのですが。
園主 顕太朗