山形県では秋になると
アケビ
を食べる文化があります。中ではなく、外側を食べます。
そんなにおいしいものか?
結構苦いので、肉と一緒に油で炒めて食べます。
結構肉厚なので、食べ応えがあります。存在感ありありです。
幼い頃は苦くて食べられませんでしたが、大人になると意外といけちゃいます。
なぜ、アケビを食べる文化が山形にあるのか?
それは、山形の食文化から考えると何か見えてくるものがあります。
(ここからは個人的な見解です)
山形では変わった食べ物、食べ方をするものが数多くあります。
・アケビ
・ひょう(スベリヒユ)
・イナゴ
・ひっぱりうどん
・食用菊
・どんどん焼き
など
ここから見えてくるものは
豪華なものではない
探せばどこにでもあるとても質素なものであるということです。
山形県はおしんで代表されるようにとても貧乏な地域だったのではないかと思います。食べるものがなかったので、その辺にあるものを何とかして食べようと努力した証だとも言えます。
先人たちが、生き延びるために知恵を絞り、努力した結晶が山形の食文化に繋がっているのだと思います。
園主 顕太朗