紅秀峰の収穫の真っ最中ですが、気候が毎年違うように、さくらんぼの品質(味など)が変わるので非常に難しいです。
先日、紅秀峰の特徴をお伝えしましたが
今年の味の特徴がありまして、佐藤錦にも共通することは
酸味が高い
なので濃厚な甘みを感じにくく、爽やかな味わいになっています。
例年であれば、完熟するにつれて酸味が少なくなり、甘みを感じられるようになるのですが、完熟しても酸味が残り、熟していないのではないかと思いました。
しかし、柔らかくなってきているので熟度はしっかり進んでいることが分かりました。
なので、収穫時期の見極めが難しく決断するのに時間を要してしまいました。
その原因は
・天気
・温度
・土壌水分
・湿度
・昨年の気候
などなど。
いろんな環境的要因が複雑に絡み合っているので、今の段階ではこれだとはっきり判断することは難しいのですが、園芸試験場・農業技術普及課の方々にアドバイスをいただきながら総括するようにしています。
さくらんぼとりんごの収穫後に自分なりに総括した後、専門家の判断を仰ぐようにしています。中川果樹園では7月下旬と12月下旬がその時期にあたります。
毎年積み重ねられるように、データを集めることも果樹農家の仕事です。
園主 顕太朗